一般には、充分知られていない事実ですが、
うつにはいくつもの種類やタイプがあり、対応が全く異なります。
専門性に裏づけられた見極めや方針が無いままに、
主観や感覚に頼って関わると、うつへの対応を間違えてしまいます。
「うつ」への関わりには、精神医学・臨床心理学の専門的な知識をもとに、
どのようなうつかを見極め、それに応じた対応ができる心理の専門家選びが不可欠です。
- ここではうつ病をはじめとする、うつ状態がある疾患を
大きい枠組に入れ便宜的に「うつ」と表現しています。 - 病気の「診断」は本来医師が行う行為です。
それと区別する意味で、ここではあえて、「見極め」という用語を使っています。
専門的な見極めが無いカウンセリングの場合、
それは、あたかも富士の樹海に迷い込んだかのようです。
進んでいるつもりで同じところをぐるぐる彷徨い、カウンセリングの中でも、
さらに途方に暮れる状態を繰り返すことになります。
これでは、いくらカウンセリングに時間・労力・お金を投じても、
徒労に終わるだけで、好転や回復(寛解)には繋がりません。
世間には、特定の療法や海外から輸入された最新技術を強調した
カウンセラー・コーチ等が数多く存在します。
仮に、御利用される方(クライエント)がその療法を体験したい希望が最初からあり、
クライエントのかたのニーズに合ったものをカウンセラーが提供できれば、
両者が期待した成果は得られるかもしれません。
しかし、うつをはじめとする精神疾患を見極めるためには、
療法や技法を取得するのとは別の質の専門的トレーニングが必要です。
したがって、「カウンセラー」や心理の専門家の中に、
先に述べた見極めの力があるかどうか――。
それには、かなり個人差があると言えます。
うつを始めとした、こころの状態の見極めというものは、
質の高い指導者や専門家グループに属しながら継続的なトレーニングを
5年~10年以上積んだ上で身につける職人(匠)の技です。
当オフィス主催者(代表臨床心理士)は、
プロになってなお、日々精進を重ねております。
うつで調子を崩された方やその御家族にとっては、
専門用語を羅列されても、直接的なサポートに繋がりません。
それよりも、優しく、あたたかな雰囲気で、
誰でもわかる親しみやすい言葉や表現で話を進めていく専門家のほうが、
安心感があるものです。
職場および社会復帰、あるいはひとりの大人として
人生に立っていく・根をはっていく(根付いていく)というテーマをお持ちの場合は、
静かに耳を傾けるだけでなく、必要に応じて、
しっかりと方針や提案を打ち出してくれるカウンセラーが望ましいです。
時に静かに話を聴き、
またある時には良質なリーダーシップを発揮してくれるカウンセラーであれば、
自身の“内面と現実”、その両方に精通した、強力な味方となることでしょう。
このような心理の専門家を選ぶことが、うつの回復には重要です。
心理臨床オフィス『どり~みんぐ』創設にあたり、
これまで共に活動し研鑽を積んだ方々から、応援の言葉をいただきました。
その一部を、ここにご紹介いたします。
一緒に勉強させていただきました。
ケースの診立てやセラピーに関しては、特定の学派・学説にとらわれず、
柔軟でかつ芯の通った姿勢が印象的でした。
なかでも難治性のうつ病あるいは今で言う現代型うつ病にもいち早く注目し、
当時、精神医療の現場で紹介され始めたばかりの
双極スペクトラムを診立てられた鋭い洞察力には、ほんとうに敬服しました。
そのような患者さんをクリニックに紹介して下さり、
またクリニックからも何人もカウンセリングが必要な患者さんを紹介し、
多くの患者さんを一緒に担当していただきました。
しっかりと関わる必要がある患者さんには、大きな包容力で丁寧に対応してくださり、
時には厳しく、でも暖かみを欠かさない対応は患者さんからも
大きな信頼を得ておられます。
このたびご自身のカウンセリングルームを開設されるとのことで、
芳醇な谷地森ワールドがさらに広がることを願ってやみません。
精神科医師 生野 信弘
カウンセラーは、専門性に基づいた確かな方向性と、新しい視点を提供します。
・・・そして、あなたが、人生の豊かさに気づき、
あなた自身を取り戻していくための旅のガイド(同行者)となります。
ぜひ、どり~みんぐを、あなたご自身、あなたの人生に御活用くださいませ。
生きていくときに大事なこと――。
それは、自分自身に、どんな力が眠っているかに
気づくこと。
そして、持っている力を可能な限り
人生の中で活かし(生かし)きること。
自分と出会う旅は、決して楽な道のりではないでしょう。
その途上では、先の見えなさに
途方に暮れることもあるかもしれません。
カウンセラーは、現実に起こっている問題と、
あなたの人生に流れているテーマと、
その両方を丁寧にサポートいたします。
そして、あなたがあなた自身となる旅の、
こころの同行者となります。
実際カウンセリングに申し込む前に、御自身の課題や気がかりに対し、どのようにカウンセリングを活用するかを専門家に言葉にしてみませんか。
無料電話トライアルを御活用くださいませ。
〔無料トライアルでは、通常のカウンセリングを行うのではなく、これからカウンセリングを申し込もうと考えている方が、カウンセラーと直に話す機会の提供です。〕